
スポーツドリンクに最適
マラソンのように持久力が勝負のスポーツは、かなりのエネルギーを必要とします。
人間のエネルギー源は、体内の脂肪とグリコーゲン。通常は、脂肪より先にグリコーゲンが消費されます。しかし、パワーを維持するためには、グリコーゲンは体内に残しておきたい物質です。
ところが最近の研究で、運動前にカフェインを摂取すると、体内にグリコーゲンを蓄えたまま脂肪から先に燃焼することが判明しました。
以後、マラソンランナーのドリンクに、紅茶をベースとして使ったものが登場。あの瀬古選手も、現役時代に紅茶ベースのドリンクを使用していたといいます。
虫歯対策にフッ素が効く
甘いお菓子やケーキに、紅茶はよく合います。菓子類を食べるぎると「虫歯」も心配ですが、もし、紅茶に虫歯を防ぐ効果があるとしたら、どんなに都合がよいでしょう。
紅茶には、フッ素が含まれています。フッ素といえば、ご存じのように歯磨き粉の主要成分。虫歯予防の働きをもっています。
紅茶の“脂肪を燃焼しやすくする効果”を併せ考えれば、肥る心配なく安心して甘い菓子を食べれるというものですね。
目の疲れをとる
紅茶の抽出液をまぶたに塗布すると、目の疲れを解消してくれます。紅茶に含まれるビタミン類やカテキン類が目の周囲の皮膚に浸透して有効に作用するためです。
利用するときは、ティーバックを使うと便利。まず、ティーバックを2袋用意し、冷水に2〜3分間浸します(爽快感を得るためお湯ではなく冷水使用)。そして水気をしぼってから、1袋ずつ両まぶたの上にのせればOK。10分程度で、目がスッキリしてくるでしょう。
染髪料の定着に有効
紅茶には染色力があります。衣服にこぼしてついた紅茶のシミは困りものですが、発想を転換してあえてTシャツやカーテンを褐色に染めてみるのもおもしろいでしょう。
または、染髪に応用してみるのも一案。もちろん紅茶だけで髪を染めることは無理、市販の染髪料と併用します。
染髪抖で髪を染めたあとに、冷めた紅茶ですすぐだけで、とても美しい黒褐色の髪に仕上がります。
手についた魚のにおいをとる
生魚を調理した際には、どうしても手に“魚くささ”が残ります。水で洗ってもなかなか消えないものです。
こんなときは、紅茶の葉で手をこすると、ウソのようににおいが消えます。また、魚を焼いためとの電子レンジやオーブン、網なども、紅茶液をしみ込ませた雑巾でふくことにより筒単に嫌なにおいが解消できます。
精神的リラックス効果
紅茶を飲む前と飲んだあとで、精神的に違いがでるかどうか、脳波を調べた実験報告があります。
それによると、紅茶を飲んだあとのほうが、α波が増えて精神的にリラックスしていることが判明。しかも、紅茶の香りをかいだ時点ですでにリラックス効果が出ていることがわかりました。