お茶は“薬”だ

こんなにわかった緑茶の効用

胃ガン予防から虫歯・各種症状を抑える

大森 正司 著 1995.02.10 発行
ISBN 4-89295-345-8 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


上級緑茶ほどビタミンCが多い

こんなにわかった緑茶の効用

緑茶のビタミンCは熱に強い
緑茶にはビタミンCも含まれています。通常、ビタミンCは熱に弱く、お茶のように熱湯をそそいで浸出させる場合には、湯の熱ですべて消失してしまうように思われますが、緑茶のビタミンCは熱でこわれない特徴をもっています。
これは緑茶葉の製造工程に秘密があり、摘み採り直後の加熱処理でビタミンCを破壊する酵素がかなり失われてしまうためです。
茶湯に溶けだすビタミンCの量は、上級緑茶ほど多く、いずれも第一煎目で八〇%近くが溶出することが報告されています。
なお、しなびた野菜にビタミンCが少ないように、茶葉も古くなるとビタミンC含量がかなり減少します。四年間貯蔵した緑茶、いわゆる「古茶」には、ビタミンCがほとんど含まれていなかったという研究データもあります。
ビタミンCの有効作用は次の通りです。

@風邪の予防。
A血中コレステロールの低下作用。
B発ガン物質の体内生成を防ぐ作用。
C抗ストレス作用。
D壊血病の予防・解消。

その他にもこんな栄養成分がある

【テアニン】
テアニンとはアミノ酸の一種で、緑茶の旨味を生み出している主要成分です。緑茶の中には二〇種ほどのアミノ酸の含有が確認されていますが、その半分程度をテアニンが占めています。緑茶独特の滋味は、このテアニンの含量によって決定され、「おいしい」高級緑茶ほど、テアニンの含有量は高くなっています。

【フッ素】
茶葉は植物の中でも、虫歯の予防に役立つフッ素の含有量がかなり多いことで知られています。硬い葉ほど含有量が多くなっているため、高級茶より下級茶に豊富に含まれていて、緑茶の中では番茶に最も多く含まれています。

【ビタミンB群】
緑茶にはビタミンB群も豊富です。皮膚病の予防に役立つナイアシンや、心臓・消化器系・神経系の機能を正常に保つビタミンB1、老化の原因物質(過酸化脂質)の害を抑える働きが期待されるビタミンB2、貧血の予防に役立つ葉酸などの含有が確認されています。




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