微生物発酵のちから 黒茶で体脂肪率低下

メタボリック・シンドローム解消に役立つ健康茶

矢澤 一良 著 2006.12.13 発行
ISBN 4-89295-619-8 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


辺境地への「輸送茶」として普及

微生物発酵のちから 黒茶で体脂肪率低下

11世紀頃に誕生?
黒茶が作られはじめたのは、11世紀頃といわれています。
最初の主産地は四川省で、西北辺境地に住む少数民族に輸送しやすいお茶として誕生したようです。
西北辺境地の少数民族とは、チベット族をはじめ、モンゴル族、ウイグル族、フイ族などです。
牧畜を生業とし、野菜・果物を入手しにくい彼らにとって、お茶は栄養バランスを保つうえで重要な食品。そこで8世紀頃から、自分たちが育てた馬を、茶と交換取り引きする「茶馬交易」が始まりました。

黒茶は偶然の産物?
当初、辺境地へ送られたのは緑茶でした。ただし、緑茶といっても、私たち日本人が一般的に飲んでいる茶葉がほぐれた「散茶」タイプではなく、遠距離輸送に都合がいいように、茶葉を固めて成形した「緊圧茶」と呼ばれるタイプのものでした。
その後、蒸熱した緑茶葉をしばらく堆積しておくと黒い茶葉になり、より長く保存がきくようになることが判明。そうした経験的な知恵をもとに、黒茶の製造が始まったといわれています。

一日として茶無かるべからず
黒茶の製造開始から約千年経過した現在でも、辺境地の少数民族にとって、黒茶は変わらず重要な栄養源。
また、高地に位置する西北辺境地は空気が乾燥しているため、水分補給にも黒茶が重宝され、「一日として茶無かるべからず」との言い伝えがあるほどです。




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