
【がんの予防】
黒茶の代表であるプアール茶には、がん細胞のアポトーシス(自殺)を促す働きがあることが、試験管内の実験で報告されています。
がん細胞にプアール茶を作用させたところ、がん細胞は付着したり転移する能力を失い、核分裂が停止して、死滅したというのです。
また、食品由来の成分によって体内で生じる発がん物質(ニトロソアミン)の生成抑制にも、黒茶が効果的に働くことが、試験管内の実験で確認されています。
【抗菌作用】
これも試験管内の実験ですが、黒茶(茯磚茶)には、強い抗菌作用が報告されています。
抗菌作用は緑茶にもありますが、尿路感染や下痢を引き起こす腸内細菌Providencia rettgeri(旧名Proteus rettgeri)の増殖を抑える力は、黒茶の方が緑茶よりはるかに強いことが明らかにされています。